フィリピンでバナナの調理・活用法を学ぶ

栄養価も高く、腹持ちがよいバナナはおやつとしても、朝食にしてもよし。私が住むオランダや日本と同じくやはりジャイアント・キャベンディッシュ種がよく食されていますが実際バナナは生食用と料理用に大きく分かれ、その種は300以上と言われています。

バナナキュー

バナナの調理法?

種類の多さもさることながら、その調理方法もそれぞれです。バナナってそもそも生食で、皮をむいてそのままいただくものなのでは?調理する必要などないと思われますが、フィリピンをはじめ南国には様々なバナナの種があり、それに応じて調理法も様々です。
揚げバナナ
日本のバナナよりも小ぶりな種も多くあります。

調理方法ですが、おかず系とおやつ系に分けられます。砂糖でコーティングをされて揚げた、バナナキューとなり、春巻きの皮にくるんで揚げる トゥロンというおやつになります。フィリピンの路上で売られている姿をよく見かけます。一本は10ペソ(20円ほど)です。
f:id:NORIKOHASHIMOTO:20111123164704j:image:w640
 グローブのようになっていますが、小ぶりの
バナナに切れ目を入れて衣をつけて揚げたものです。
カロリー高そうなのですが、けっこうぺろりと食べてしまえます。


料理用バナナの味は、少々甘酸っぱく、じゃがいものように食べごたえがあるものの、それほど重くもなく、スープや煮込み系料理のアクセントにもなります。

バナナの葉も活用!

バナナはその果実以外にも使われています。バナナの葉っぱは天然のお皿として使われます。結構大きいので、皆で一斉に食事をとるときなど、お皿代わりにひかれて、それにおかずやら、ご飯が盛られてふるまわれるときもあります。
バナナのお皿を作成中のフィリピン人のお母さん

マーケットでもバナナの葉っぱのみを販売していたりします。食べ物、特にもち米をバナナ葉っぱでくるんで蒸す(スマンという食べ物)と風味がまして美味しく、また葉を利用しなかった時と比べて長持ちするのだとか。

衣類にもなるバナナ

ちなみにバナナは木ではなくて草です。成長が速いため、その葉っぱなどを使ってバナナペーパーなども作られたりします。また、フィリピンの民族衣装の一つ、バロンタガログはバナナの繊維で作られているものがあります。バロンタガログとはフィリピン人男性が着る長袖の民族衣装で、通常は胸元にさりげなく刺繍が施してあります。バナナ繊維で作られたバロンタガログは結構よいお値段がします。

フィリピン生活で学んだことの一つはひろいバナナの活用でした。

関連ブログ

[書籍] バナナと日本人―フィリピン農園と食卓のあいだ‐から考える南北格差

スポンサーリンク

スポンサーリンク

Subscribe