[ジョージア] ズグディディ(Zugdidi): 世界に4つだけのナポレオンのデス・マスク

2013年6月19日ロンドンで、フランス皇帝ナポレオンが幽閉地、南大西洋の孤島、セントヘレナ島で1821年に亡くなった2日後につくられたデスマスクが、競売に掛けられ、約17万ポンド(約2500万円)で落札されました。落札予想価格は4万~6万ポンドだったため、予想を大幅に上回っての落札。

ナポレオンのデスマスクは世界にいくつか存在していると言われていますが、世界には4つのオリジナルのデスマスクが存在していると言われています。その一つロンドン、パリ、ハバナ、そしてズグディディ。ロンドン、パリ、ハバナはわかるけど、ズグディディってどこ?ズグディディの紹介、そしてなぜナポレオンのデスマスクが遥か遠く離れた、ジョージアまでやってきたのでしょうか。

ズグディディってどこ?

ズグディディ、これは西部ジョージアの都市名です。首都トビリシから西に318km、黒海沿岸から30kmほど内陸に入ったエグリシ山地の麓に位置する。標高は100mから110m。また、ロシアの実行支配地域にあるアブハジア自治独立国から近い。
Zugdidi City Center - Libery Circle
Zugdidi City Center - Libery Circle周辺


ズグディディ、日本語的にはあまり美しくない響き。名前の由来は諸説はあるようですが、Zugdidiはミングレリア語の "大きな丘"( "Zugu /ზუგუ" - 丘、 "didi /დიდი" - 大きい)を意味していると言われています。


ズグディディ、ジョージア
ズグディディの位置

そもそもデスマスクって何?

死後間もない遺体から石膏や蝋で顔の型を取ったもの。作成理由は、故人を偲ぶ、肖像作成のため、法医学の資料としての保存などがあるようです。デスマスクは僅かながらも日本にも存在しています。織田信長公のデスマスクが存在するなどの話もあります。

ホンモノか否か?

存在することが知られているホンモノのデスマスクは4つしかなく、そして1つはジョージアに保存されています。しかし、レプリカではないとされる理由はなんでしょうか?

ズグディディのナポレオンのデスマスクは彼が死んだ1日半後の1821年5月7日に作成されました。作成方法は、ワックスまたは石膏の混合物を顔の上に置き、硬化した後に取り除き、完成。このマスクは、ナポレオンの主治医であったFrancesco Antommarchiの印があります。

なぜジョージアにあるのか?

なぜ、ジョージアにデスマスクがあるのか?これも諸説ありますが、その一つとしてジョージアの貴族とナポレオン筋の血縁関係というものがあります。

デス・マスクはナポレオンの甥のアキル・ムラートによって受け継がれました。アキル・ムラートはキャロライン・ボナパルトとジョアキム・ムラートの孫です。ナポレオンの甥が老化したとき、彼はダディアディ家の娘の一人、サメグロ・サロメ・ダディアディ王女と結婚し(王女は当時21歳)、ジョージアに移住。家族の遺物をすべて持ってきたというもの。

どこで見られるのか?

ダディアディ家に属するダディアディ宮殿、歴史・建築博物館(Dadiani Palaces Historical and Architectural Museum)に保管されています。博物館は1839年にデービット・ダディアニ卿によって設立されました。現在はダディアディ宮殿に位置しています。この博物館は、コーカサス地域で最も古い博物館の1つと考えられています。フランスの元皇帝の所持品は他の同博物館に保管されており、西部ジョージアの歴史を学べる場所です。また、ズグディディでは今年8月9日から12日までGEM FEST 2018があります。博物館+ミュージックフェス、おススメです。

参考ウェブサイト

Rare death mask of Napoleon Bonaparte exhibited in Tbilisi
http://agenda.ge/news/35687/eng

Salome Dadiani and Her Descendants
http://dadiani.si.edu/salome.html

The Dadiani Palace Museum
http://dadiani.si.edu/dadianipalace.html

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